Classic Palm OS Emulator

もう各所で話題になっておりますが、本日公開されたClassicの動作デモビデオを見て、ボクが思った事を書いてみますね。

 

classic1

起動直後の画面、ACCESS POWERED のロゴが表示されます、
本来ならこの次に Palm のロゴが表示されるハズでありますが、
何故か標準ラウンチャの画面がいきなり表示されます。
GVMの起動ロジックとは少し異なるようですね。
Classic は、VM(バーチャルマシン)として、Bootシーケンスから忠実にエミュレートしているのでしょうか?
それともGVMと同様にBootシーケンスを端折っているのでしょうか?疑問は残ります。

classic2

標準ラウンチャ画面です、StyleTapなどとは異なり、オリジナルのラウンチャが動作しています。
従来の HotSync のアイコンは無く、HotSyncid となっており、母艦との同期は、何らかの特別な処理を必要とするようです。
それと細かい事ですが、画面上部の角が丸くラウンドしているのが気になります。
※こんな角ギリギリまで使用するpalmwareは、極めて限られていると思いますが…

classic3

さてこの Beam 画面、ボクにとってはこの画面が、今回一番の特ダネです。
この画面を良くご覧ください

Blazer          1K
Camcorder_Loder 1K
Camera          1K

と有ります、これは一体何を意味するのか、皆さんはお判りですか?
実は、この画面から2つの事実が読み取れます。

(1) Classicは、GVMや従来のPalmOSシュミレータと同様、ROMベースで動作しているのではないか。
それも、何らかの既存機種用のROMに細工したものを使用しているみたいです。

(2) Classicは、GVMと同様に、ARMネィティブコードをエミュレート出来ない可能性が大です。
これはBlazerにしてもCameraにしても、どちらもARMネィティブアプリで、
これらをわざと無効にしていると考えられるからです。

それからもう一点、Calendar のサイズが289Kです、これセントロじゃ無いですね、
※セントロの Calendar は404Kです。
Treo650あたりのROMなのかな?(ちょっと今マシンが手元に無いもので、後日確認してみます)

classic5

最後にこの Buttons画面、やはりTreoのROMを使っているようです、いや、恐らく間違い無いでしょうね…

以上、まだまだベールに包まれた WebOS における PalmOS 実行環境である Classic について考察してみました。

コメント / トラックバック 5 件

  1. ryo-n より:

    さすがにあの少ない情報からいろいろと読み取ってますねぇ。
    で、勝算はどのぐらいです?(笑)

  2. ミニー より:

    ROMベースで動いていると仮定した場合、
    日本語版ROMを偽造する為のパーツが手に入るか?
    手に入らなければパーツ自体も偽造出来るか?
    という事になりますね、可能性はゼロでは無いと思いますよ(^^)

  3. yoosee より:

    MotionAppsのサイトでは “Compared to Treo 700p your PalmOS apps will run approximately twice as fast on Classic.” となっているので、単純に 700p かと思いましたがどうでしょう。

  4. ミニー より:

    yooseeさん
    今確認したら、Beam画面に表示されるCalendarのサイズって
    アプリサイズ+登録データサイズ、なんですね
    これだけで機種特定は無理ですね・・・

  5. yoosee より:

    なるほど。まあデモ用なら数KB程度しか登録データは入ってない気はしますし、少なくともCentroではないとは推測できるかもですが。