中華IMEの研究(その1)

約1ヶ月に渡る解析の結果、webOS を日本語版にする手法が確立できました。
あと足りないものと言えばIME(かな漢字変換)です。
ボクのblogではすでに「webOSで日本語入力成功!(暫定版)」という記事で紹介した方法が有りますが、あくまでもコレはオンライン前提のIMEであり、ホントに暫定的な方法に過ぎません。

どのOSでも似たり寄ったりだと思いますが、IMEを使えるようにする為の方法として、以下の3つのレベルが有ると考えます。

(レベル1) webベースのIME → オンライン+コピペ前提
(レベル2) アプリベースのIME → コピペ前提
(レベル3) OS常駐ベースのIME → おおよそ世間一般のIME

最終的な目標は、レベル3のIMEである事は言うまでもありません。
しかしながら、現在のwebOSでは、これを実現する為に必要な技術情報が、まだ公開されておりませんので、実現出来るとしても、まだまだ先の話になるでしょう。
今の段階では、我々一般ユーザが手の届くのは、せいぜいレベル2までと考えております。

さてボクの方はと言いますと、先週の事なんですが、ひらぱーさんより中華IMEをご紹介頂きまして、結構これにハマっております。
このIMEは、上の分類で言うと「レベル2」になります。
以下はこのアプリの画面です。

chineseime_2009-09-11_230033

中国語の文字が所々化けており、少々お見苦しくなっておりますが、アルファベットを入力すると画面下に候補が表示され、数字キーで指定して確定します。
候補も中国語なのでボクにもサッパリ判りませんが、おおよそ良く見かける、IMEのユーザインターフェイス要件は満たしているようです。

もちろんこのIMEアプリもJavaScriptで書かれておりまして、ソース丸見え、ヤル気次第ですが改造は可能です。

このアプリを日本語用のIMEに改造出来たら良いですね。

で終わらない事は、ボクのページをご覧くださる皆さん、良くご存知のこと。

コメント / トラックバック 4 件

  1. 磐梯山 より:

    その昔、「CJKOS」というIME変換を使ったような記憶があります。
    そんなイメージでしょうか?

  2. Kenkyoro より:

    ミニーさんの進捗をいつも楽しみにしています。
    技術的にはわかりませんが、classicのIMEで入力して、webOSネイティブにもってくる、、とかはどうなんでしょうか?

  3. ミニー より:

    磐梯山さん

    CJKOSのIMEって確かピンインだったと思います。
    「ピンインって何?」って聞かれても、ボクには答えられません(←中国語の知識ゼロらしい)
    動作的には、アルファベット→漢字へ直接変換するイメージです。

  4. ミニー より:

    Kenkyoroさん

    その方法も考えてみましたが、

    (1)文字コードが異なる(classicはShiftJIS、webOSはユニコード)
    (2)クリップボードが別なので、どうやって受け渡しするか

    という問題が有り、こちらも単純には行かないんです。