New Eton Satellit (その3)

Eton社のフラグシップモデルとも噂されている本機でありますが、
このクラスのラジオになりますと、幾つかの混信除去機能が装備されているのが普通です。

混信除去はラジオにとって重要な機能であり、この機能の良し悪しがラジオの評価を決める、と言っても過言ではありません。

★同期検波
もう既に情報をお伝えしてます通り、本機の同期検波はPL-880と同様「インチキ同期検波」です。
本来の同期検波とは、送信機で変調時に使われたものと位相が同期する搬送波を、受信機側で何らかの方法で擬似的に作り出し、これを使って検波することで、中心周波数の上側または下側帯域をスッパリと切り捨てる機能を指します。
つまり、検波後に音質が変わること自体インチキなのです。

本機の同期検波の様子は、以下の動画でご確認頂けます。
皆さん、どうぞガッカリして下さい(笑)

★帯域フィルタ
前作のG3のフィルタは、WideとNarrowの2段階しか選択出来ませんでしたが、
本機の場合は、より多くのフィルタ選択が可能になっています。

まず、通常AM受信時のフィルタは以下の5通り
6KHz、4KHz、3KHz、2.5KHz、2KHz

同期検波時、SSB受信時は以下の6通り
4KHz、3KHz、2.2KHz、1.2KHz、1KHz、500Hz

フィルタ切り替えはWIDE/NAR上下ボタンで選択します。
まだ開腹してませんけど、フィルタ機能は間違い無くDSPを使用してますね。
トリプル・スーパーヘテロダインかな?

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★RFアッテネータ
本機のアッテネータは、左側面にDX/LOCAL切り替えスイッチとして実装されています。
ただしアッテネータと呼べる程の減衰量はありません、感覚的にはLOCAL側で-20bB程度でしょうか…

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うむぅ~、丸2日間リスニングしましたが、このラジオは音が悪いですねぇ…。
だんだん気になってきました、音質改善したら化けますかね?(←誰に聞いてるんだ)

つづく

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