TECSUN PL-680(その6)

The SWLing Postのレポートには、以下の記述があります

Obviously, the engineers at Tecsun addressed the soft muting/AGC problem of the PL-660.
In all of my time with the PL-680 on the air, I haven’t noticed any soft muting; the audio has been smooth and the AGC copes with fading much better than the PL-660.
No doubt, these two improvements alone make the PL-680 a worthy portable for shortwave radio listening.

明らかにTecsunのエンジニアはPL-660のソフトミュート/AGCの問題を取り上げた。
私がPL-680で試聴した全ての時間において、私はソフトミュートを気付いていない。
オーディオはスムーズであり、AGCはフェージングに対しPL-660よりもはるかに優れていた。
間違い無く、これら2つの改良点は、PL-680が短波聴取に値するポータブルラジオと言える。

本当にそうなんでしょうか…
AGCの件はその通りだと思いますが、ソフトミュートは有ると思います。

誠に僭越ながら、日本のオッサンより異論を申し上げます。

確かにPL-660で有った不自然なソフトミュートは無くなりましたが、PL-680では更に巧妙なミュートの仕掛けが有ります。
ボクはこれを「ナチュラルミュート」(英語名:natural mute)と勝手に命名したいと思います。

以下の動画は、ナチュラルミュートの存在を証明するものです。
Sメータで2付近を閾値として、明らかに音質変化(バックノイズ変化)する様子が、ご確認頂けると思います。

先の記事で「フェージングの谷間での音が特徴的」と書きましたが、原因はこのナチュラルミュートによるものだったようです。
PL-680は、誰も気付かないような巧妙なミュートにより、受信性能が向上しているんですね。

つづく

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