幽霊の正体見たり枯れ尾花
徐々に設計不良が明らかになって来たA38-LMSですが、
本日は「お化けの受信」問題を解決してみます
コントローラ内部基板を追っかけてみましたところ、バッファアンプらしき回路を発見しました。
信号レベルダイヤルの裏側、Q2とあるチップトランジスタ(多分)がそのアンプです。
Q2周辺部分を回路図に起こしてみました(不正確かも知れません)
アンテナ側にFETのプリアンプが有るのに、コントローラ側にまでアンプが必要なんでしょうか?
「お化けの受信」の原因は、この回路がアンプとしてでは無く、どうもミキサーとして働いている模様でした。
【お化け退治】
何だかゴーストバスタみたいですが、中国人技術者の設計思想を全く無視して(そもそも彼らに思想が有るのかも不明ですが…)、このアンプを無効にする改造方法を示します。
(1)チップトランジスタQ2のエミッタ端子を足上げします
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こんな風に足を上げます、ちょっとコツが必要です、お手上げにならないようにね(笑)
参考資料:チップトランジスタの端子図 TOP VIEW(また出てきましたね、この図)
(2)RF信号を明示的にバイパスします
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赤いジャンパー線でC4とC3間をバイパスしています
以上の改造により「お化けの受信」が無くなりました。