ADDWARDS A38-LMS(その2)

そんな訳で、早速分解してみました。
まずはコントローラ側から

add20
内部基板の部品面です
赤矢印で示したコイルは後で再調整しますよ~

add21
内部基板のハンダ面です

【コントローラ再調整】
昨日のレポで書きました通り、DC-DCコンバータの発振周波数が2410KHzでは非常にマズイので、2800KHzに再調整します、なぜマズイのか?理由は後述しますね。
上の画像で示した、内部基板上のコイルを、調整ドライバでコアが抜ける方向に回し、発振周波数を2800KHz付近にします。

「測定器が無いので周波数確認出来ないよ~」って言ってるそこの貴方、部屋の中に、無駄に沢山の短波ラジオが転がってるでしょうが、それを使えばイイんですよ(^^)

【解説】
誰が言ったか知らないけれど、DC-DCコンバータの発振周波数は2800KHz付近が良い、という書き込みをどこかで読んだ覚えがあります。

なぜ2800KHzなの?…

その理由を探るべく、Excelでサクっと資料作ってみました。

(図1)クリックすると大きくなりますよ

osc2410
周波数がオリジナルの2410KHzだった場合、短波帯の各放送バンドとの関係を示したグラフです。
上の赤い縦線で、基本波、2倍波、、、10倍波までの高調波を示しています。
いくつかの高調波が、放送バンドと被っているのがご理解頂けると思います、これは「ビート混信」というカタチで現れてきます。

(図2)クリックすると大きくなりますよ

osc2800
周波数が2800KHzだった場合のグラフです。
どの高調波も放送バンドと被っていません、普通に短波放送を聴く場合は「ビート混信」に悩まされる事がありません。

こうやってグラフに描いてみると、2800KHz付近が良いという根拠が見えてきますね。

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