PL-880 シフト機能はゼロビート調整だった件

先日の記事、PL-880の隠し機能(その3)でシフト機能について書きましたが、更に調べてみると、これはゼロビート調整(キャリアポイント調整)でした。

ラジオの混信除去方法のひとつに「ゼロビート法」が有ります、これは目的の放送局のすぐ下、または上の周波数に強力な別の放送局があり、
ビート混信(ピーという耳障りなビート音)や、混変調(ザワザワ・バリバリというような雑音)を受けている場合に、わざとSSBにして、上に逃げるならUSB、下に逃げるならLSBにして聞く方法です
この時、ゼロビート調整が狂っていると、例えば音楽番組なら音程が狂った状態で聞こえます

では、実際の調整方法について書きます

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どこの放送局でも構わないのですが、出来れば中波の音楽番組が調整がし易いです

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選局しましたら、そのままUSBに切り替えてください
音程が狂ってなければそれでOKですが、狂っている場合は、FINEチューニングで正しい音程で聞こえる周波数に合わせます
上の写真は、例えば+40Hz狂っていた場合の表示です

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ここで「0」キーを長押しします、右上に数字(補正値)が表示されましたら、そのまま周波数表示の下2桁が00になるまで、FINEチューニングつまみを動かします
最後にもう一度「0」キーを長押ししてください、これでUSBのゼロビート調整が完了します、
同様の手順でLSBも調整してください

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