水晶発振子の温度特性について、
そういえば大昔に「発振周波数は低い方にしかずれない」という話を誰かに聞いた覚えがあります。
ちょっと気になったので調べてみました。
こちらの多摩デバイスさんのページに、大変わかりやすい解説がありました。
http://www.tamadevice.co.jp/32768-temp.htm
このページで解説されているのは、時計用の音叉型水晶発振子の温度特性ですが、TECSUNのPLLで使われている75KHzの発振子も、同じプロセスの部品なので特性もほぼ等価と考えられます。
ちょっとグラフを引用させていただきますね
発振周波数は常温25℃を頂点として、それよりも気温が低くなっても高くなっても、周波数は低い方にしかずれないのが理解出来ます。
では、このグラフからどんな事が推測できるのか、もう少し具体的な例を示します。
(1)あなたは室温25℃の快適な部屋で10MHzの基準電波を受信しています
(2)冬の時期、あなたは室温5℃の寒い部屋で基準電波を受信しています
(3)冬の北海道です、あなたは気温-10℃の屋外で震えながら基準電波を受信しています
周囲の気温の変化に応じて、これだけラジオのダイヤル周波数をずらさないと、ゼロイン出来ないという例でした、面白いですね(^^)