‘中華ラジオ’ カテゴリーのアーカイブ

中はどうなっているのか?

2014 年 11 月 9 日 日曜日

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Eton Traveller III の正面フタを開けると中はどうなっているのか?
ずっと疑問だったんですよね。

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お馴染みのTom氏が疑問に答えてくれました、動画を見る限り前作G8(PL-300)と同じですね
Tom氏の評価によると

Look and Fell = B
Readability = B
Power Options = C
Tuning = A
Audio Quality = A
Special Features = A

との事です

情報元:
http://swling.com/blog/2014/11/video-tom-reviews-the-eton-traveller-iii/

ELPA ER-C57WR Information

2014 年 9 月 28 日 日曜日

This radio is a Japanese version of Digitech AR-1733.

er-c57wr

The specs of ELPA ER-C57WR are:
FM: 76MHz - 108 MHz / 87.5MHz - 108 MHz
AM (MW): 522 - 1620 kHz (9K) / 520 - 1710 kHz (10K)
SW: 2300 - 26100 kHz
LW: 153 - 279 kHz
AIR: 118 - 137 MHz

500 programmable memory bank
Sleep timer
Manual, auto and preset station search
Battery indicator
Lock button
Requires 2 x A batteries
Dimensions: 128W x 78H x 32D mm

These are the link to articles in my blog.

ELPA ER-C57WR (Unboxing)
ELPA ER-C57WR part 2 (Impression)
ELPA ER-C57WR part 3 (Compared with the PL-606)
ELPA ER-C57WR part 4 (Listen to the air-band)
ELPA ER-C57WR part 5 (Internal board review)

That’s all, Enjoy!

ELPA ER-C57WR(その5)

2014 年 9 月 6 日 土曜日

「ええ歳したオッサンが、たかがラジオ如きで良く遊びますね」そんな皆さんの呆れた声が、聞こえて来るような気がします(笑)

ところでER-C57WRの液晶窓には「PLL DSP MULTIBAND RADIO」という文字がマーキングされています。

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通常、PLLとDSPはまったく異なる回路方式であり、両方の回路が入っているマシンって、あまり聞いた事がありません。
今夜のレポは、PLLなのか、DSPなのかハッキリしなさいという話題です。

★開腹の儀
回路の謎を解くには、やはり中の基板を見てみないと始まりませんよね。
4本のネジを緩めて開腹してみると、本体はフロント側とリア側の2つの部分に別れておりました、このサイズのラジオでは、初めて見る構造ですね。

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こちらがフロント側です。
液晶はもちろん、制御回路(CPU基板)は、すべてフロント側に実装されているようです。
こちらの基板は、ごくありふれた回路でしょうから、今回は無視しますね。

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こちらがリア側です。
アンテナやDSP、高周波&低周波回路(メイン基板)がリア側に実装されているようです。
ラジオとしての心臓部になる回路です。

★メイン基板
ではじっくり眺めてみましょう、まずはメイン基板表面

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真ん中右寄りあたり(バーアンテナ固定部品の下)にシングルラインのICが見えます、CD7358GSとあります、東芝TA7358Pのセカンドソースで、FMフロントエンド用のICです。
ただし本機では、エアバンドのフロントエンドとして動作しているようです。

こちらはメイン基板裏面です

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基板左下にあるのが Silicon Labs Si4734 皆さん良くご存じのDSPチップです。
そのすぐ右隣にあるIC6は CD9256RG0とあります、東芝TC9256APGのセカンドソースで、DTS用 PLLです。
なるほど、確かに DSP と PLL 両方入ってますね。
でもVCOはどれなんでしょうか?、VCOは普通シールドで覆われてますけど、ちょっとわかりませんね。

基板右下にあるIC5は CD1622C とあります、SONY CXA1622 のセカンドソースで、オーディオアンプです。

★考察と謎解き
基板を見て、おおよその仕組みは理解できました、恐らくこういう事でしょう。

LW,MW,SW,FM → 普通のDSPラジオ
AIR → PLLでMixerを通して周波数コンバート、10.7MHzの中間周波に落としてからDSPへ注入。
まぁ10.7MHzは測定した訳ではありませんので、違うかも知れません。

★帯域幅(フィルタ)再び
Silicon Labs のアプリケーション・ノートを見ると、Si4734で設定可能な帯域フィルタは、6,4,3,2,2.5,1.8,1KHz の7通りでした。
(その3)の記事で「wideでは9KHz、narrowでは6KHzになっているようです」と申し上げましたが、どうやら、ボクの耳はあてにならなかったようです。m(_ _)m
いったい何KHz設定なんでしょうか?
操作説明書に明記して欲しかったですね、朝日電器さん(笑)

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元通りに組み上げました、お疲れ様。

さて、5回にわたり ELPA ER-C57WR のレポを書きました。
この辺で、そろそろお開きという事で宜しいでしょうか?

ではでは。。。

ELPA ER-C57WR(その4)

2014 年 9 月 5 日 金曜日

やはりこのラジオの売りはエアバンドなんですね、きっとそうですよね?
エアバンドとは「航空無線」の事を指します、決して「ゴールデンボンバー」の事じゃありませんので(笑)

エアバンドに関して、ボク自身はあまり詳しくありませんけど。。。
現在の時刻は19時ごろです、さて大阪上空の飛行機はどんな状況かな?

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飛行機の運航状況をリアルタイムで確認できるサイト flightradar24 にて
http://www.flightradar24.com/!/
おぉ「飛びます、飛びます!」じゃなかった「飛んでます、飛んでます!」(笑)

エアバンドは「放送」では無く「通信」です、飛行機のパイロットと管制塔のやり取りを傍受します。
悪い表現を使えば「盗聴」とも言えます、えへえへ(・∀・)

日本の法律では、個人的な趣味で通信を傍受するのはOKだけど、通信内容を他人に洩らしたらダメ、という事らしいです。では受信してみましょう。

★スケルチ
航空無線は常に電波が出ている訳では無く、信号は突然入感して、突然消えるものです。
スケルチは、無信号時にスピーカから出る「ザー」という耳障りな雑音を、自動でミュートする機能です。
「AIR SQUELCH」ボタン長押しのあと、上下ボタンで閾値を設定します。

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閾値は3~4ぐらいが丁度良いみたいです。

★スキャン
どの周波数で聞こえるのか、まったく知りませんので、上下ボタン長押しでスキャンさせてみます。

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ハンカチの角を口に咥えながら「早よ飛んで来いよ~、しゃべれよ~」←アンタは横山たかし師匠か(笑)

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おぉ、聞こえます聞こえます、意味わかりませんが、何かしゃべってるわぁ!
この会話の内容(業界用語?)が理解できたら、面白いでしょうね(^^)

良く考えてみたら、エアバンドを受信できる「受信機」や、ハイエンドの「BCLラジオ」は色々存在しますが、どれも結構お高いものです。
ER-C57WRのように手頃なお値段で、エアバンドを受信できるマシンは、ボクの知る限り無いと思います。
そういう意味では、本機は価値有る一品と言えるのかなぁ。

それでは、今夜もこの辺で。。。
つづく