‘DE1103’ カテゴリーのアーカイブ

新DE1103(DSP版)

2015 年 11 月 29 日 日曜日

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新DE1103(DSP版)Too bad らしいです
The New Degen DE1103 DSP: First impressions & review

動画も見ました、混信か混変調か不明ですが、残念な受信音ですね。
旧DE1103(PLL)は、ドイツ人のエンジニアが設計したとか…、ホントに良いマシンだったのですが。
DEGENは出す製品、出す製品、ホントに駄目なマシンばかりですね。

これからDE1103を購入される方はお気を付けください、
似て非なるものですよ、コレは。

DE1103故障修理

2013 年 1 月 26 日 土曜日

手持ちの中華ラジオの中で、一番お気に入りの DEGEN DE1103 、まだ手に入れて3ヶ月程なのに早速故障してしまったようです。

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症状としては

(1) 本体でニッケル水素電池をフル充電出来なくなった(本体液晶のバッテリ残量計で見る限り)
(2) 別の充電器で満充電にしたニッケル水素電池を入れても、バッテリ残量計がフルにならない
(3) バッテリ運用時間が極端短くなった(3時間程度でバッテリ切れになる)

それで調べてみたところ、本体DCジャックが接触不良だったのと、その影響で保護ダイオード2D3が飛んでしまっていたようです、ふむぅ~。

(保守部品について)
早速保守パーツを探したところ、
まずDCジャックは、ホシデンHEC3600-016110で、これは大阪の千石電子で入手できました、
あとダイオード2D3は型番不明でしたので、一般的なIS1588を使うことにしました

(部品交換作業)
基板にキズを付けないように、ハンダ吸取機などを使い、慎重に不良部品をはずします。
コツとして、DCジャックのような部品は、ニッパでモールド部分を破壊しながら、ピンをひとつずつ抜いていけばキレイに除去できます。
ほら、こんな風にキレイに取れました

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最後に、手配した部品と交換します。
ほら、こんな感じで修理完了しましたよ(^^)

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以上の修理作業により、元通りDE1103が正常に動作するようになりました

DE1103の音質改善

2012 年 12 月 22 日 土曜日

自分でも何故だかよくわかりませんが、今年は中華ラジオを何台か買いました、
中国製品の代名詞は「安かろう、悪かろう」です、ハッキリ言いまして、ほとんどの中華ラジオは出来が悪いです(←オジサン言い切ってますよw)
その中でも、マニアの間で比較的好評価を得ているDE1103というラジオを、ちょっと前に入手しました。

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早速ですが、このラジオの駄目なところは

(1)びっくりするような無骨なデザイン
(2)これは使いづらい、選局と音量調整のツマミが共用
(3)何ですかコレは、横一直線に並んだ数字キー
(4)エェ冗談でしょ?局メモリ番号が16進数です(00h~FEh)
(5)ピークが潰れたような、何かスピーカーの音が歪んでない?

という具合に製品の設計自体に、越えられない文化の壁を感じるラジオであります。

じゃあこのラジオ、まったく駄目かと言うと、実はそうでは無くて、受信性能が凄く良いんですよ、
感度が良いと言うか、SN比(信号とノイズの比)が良いと言うか、弱い電波でも明瞭に聴こえるんですよね、
これが、たかだか5~6千円で買えるラジオかと思うぐらい、受信性能が良いんですよ。
そんな訳で、結構ボクのお気に入りのラジオになってしまいました(^^)

それで駄目なところ(1)~(4)については慣れるしかありませんが、
(5)に関しては、以下のサイトに素晴らしい情報がありましたので、ボクも音質改善にチャレンジしてみました。

中華ラジオがやってきた ~DE1103後編

この記事では、数点の部品を交換されていますが、どうも改造のポイントとしては、
R219だけ交換すれば良いのではと思われます

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目的のR219はメイン基板の裏側にあります

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パーツ箱の中を探すと、10KΩのチップ抵抗の在庫がありました、ラッキー

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チップ抵抗はピンセットが必要なぐらい、こんなに小さいんですよ

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ボクの本業である「指先の魔術」を使い、R219交換は無事成功です

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交換後のR219アップです
しかし良く見ると雑な基板ですねw、中国ではチップ部品も、手ハンダ実装なんでしょうか?

※自動実装より職人の人件費の方が安い?
※手実装は自動実装より信頼性1桁落ちるんですけどね

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R219交換により音質改善されたDE1103、スピーカからの音は、柔らかく落ち着いた音質になりました、これなら合格です(^^)

あと、駄目なところ(4)の件ですが、ここでちょっと補足説明しますと、
DE1103の局メモリは、以下の図のように00h~FEhの、合計255メモリあります。

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この図で色分けしている部分について

ブルー部分 → 上位&下位とも0~9で表記できる領域(計100メモリ)
イエロー部分 → 上位か下位、または両方に A~Fが含まれる領域(計155メモリ)

ブルー部分の局メモリについては、フロントパネルの数字キーで、直接呼び出す事が可能な領域です、通常はこの部分のみ利用した方が、使い易いのではと思います。