2015 年 3 月 のアーカイブ

PL-680とPL-880

2015 年 3 月 27 日 金曜日

室内アンテナ(DE31MS)なので、IRIBなんかは受信し辛いんですよね、日によっては強力に入感する事もありますけど、普段は大体こんな感じです。
PL-680とPL-880の受信比較動画です。

この日は少しノイジーなコンディションでしたので、たまたまPL-880の方が了解度は良かったです。
PL-680とPL-880の関係って何だか対極のマシンのような気がします、通信機っぽい音のPL-680と、オーディオ機器っぽい音のPL-880、
どちらも一長一短が有り、ケースバイケースで使い分けて楽しんでいます。

ちなみにボク的には、FMを聴くならPL-680の圧勝、中波を聴くならPL-880の圧勝というのは確定ですね。

人間国宝に叱られた話

2015 年 3 月 22 日 日曜日

たけちゃん、うめちゃん、まっちゃん、皆おいでおいで~
向こうで鋳掛屋のおっさんが仕事しとるやろ、向こう行って遊べへんか、何言うてんねん、わいがおるから大丈夫や、皆行こ行こ~
鋳掛け屋のおっさーんー

ほら来やがった。ホンマにここらの子せがれは、どいつもこいつも悪い奴ばっかり揃てけつかる、迂闊にもの言うたら仕事も何ぁんにもさしよれへん。
おいこら、そっち行け、そっち行けちゅうてんねや。
おっさん今日は、お前らの相手してられへん、仕事がぎょーさんつかえてるんや、向こうへお行き。

もう何十年も昔の話をします、ボクが中学生の頃の話。
ボクが通っていた学校には、当時中学校としては珍しい「落研」が有りました、1年上の先輩達が作ったクラブです、
どんなきっかけだったかはもう覚えていませんが、ボクはその落研に入部することにしたのです。
ボクは小さい頃から、冗談を言って友達を笑わせるのが好きで、恐らくそんな事がきっかけだったのだと思います。

当時、関西のTV局では「素人参加番組」が沢山ありました、今よりもマスコミと庶民の垣根がずっと低かった時代です。
そんな中でもアマチュア落語家の登竜門として一目置かれていた番組で、毎日放送の「素人名人会」が有りました。
応募すれば誰でも出られる訳ではありません、出場するには厳しい予選があったのです。

中学2年生のころ、若干14歳のボクはこの「素人名人会」に出てみたくて、ダメ元で応募しました。
そしてダメ元で予選を受けてみたところ、何とラッキーにも合格してしまったのです。
中学生で落語をするというのが、珍しいかったからかも知れません。

そして、いよいよ本番の日が来ました。
出し物は、子供が出てくるネタが良かろうという事で「鋳掛屋」にしました。
当時、ボクはまだ声変わりしておらず女の子のような声だったから、このネタにしたのを覚えています。

収録は「うめだ花月」という劇場でした、ボクは集合時間よりも早く行って、客席で「吉本新喜劇」を見ていました。
大阪ではTVで頻繁に放送されてますから、吉本新喜劇を知らない人は居ないぐらい有名です。
ボクは実際の舞台を生で見たのは、その時が初めてでした。
「くっさー、えげつなー」奥目の八ちゃんのギャグを見ました、面白かったなぁ…

そうこうしている内に気が付いて時計を見ると、集合時間を過ぎていました。
ボクは慌てて舞台裏の集合場所に向かいました。
集合場所には、もう既に出演者や審査員の先生方が全員揃っていました、米朝師匠に叱られたのはその時です、師匠は落語部門の審査員でした。

「君か、中学生で落語をする子は、集合時間に遅れたらアカンやないか、スタッフの人が慌てて探してたんやで」
ボクは尊敬する米朝師匠にいきなり叱られて、恐縮して平謝り状態でした。
「今日の出し物は鋳掛屋やな、落ち着いてやりや」
そんな風な、優しい激励も頂だいた事を覚えています。

まぁ、そんな感じで憧れの「素人名人会」の舞台で若干14歳のボクは、一生懸命に下手な落語を演じました、結果は残念ながら「名人賞」は取れませんでした、その次の「うまいで賞」だったと思います。

結局ボクが落語をやっていたのは、中学の3年間だけでした。
そして米朝師匠とお会いしたのも、後にも先にもこれ一度きりです、あちらは記憶の片隅にも残っていないと思いますが、ボクは今でもその時の事を鮮明に覚えています。

重ね重ね、ご冥福をお祈り申し上げます。

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Tecsun PL-680 Information

2015 年 3 月 21 日 土曜日

These are the link to articles about the New Tecsun PL-680 in my blog.
Please forgive me that may be difficult for you to understand the content, it is automatic translation from Japanese blog.

day1: Unboxing the New Tecsun PL-680
http://goo.gl/SJ8e6a

day2: Abominable spurious problem
http://goo.gl/DJ3LAi

day3: Overview radio receiver function
http://goo.gl/f68ulm

day4: FM-band and AGC dynamic range
http://goo.gl/NswKq5

day5: Interference avoidance features
http://goo.gl/pBLYbv

day6: Natural mute
http://goo.gl/osS8OS

day7: Usability, Air-band and conclusions
http://goo.gl/oc6bO5

20150321_121001

Features.

FM stereo / MW / LW / SW SSB / AIR band (118-137 MHz)
Dual conversion for MW/LW/SW with excellent sensitivity & selectivity
SW Single Side Band (SSB) with BFO control
1900 station memories
Multi-tuning methods:
Auto tuning storage (ATS)
Auto-scan tuning with 5 seconds pre-listening
Manual tuning
Direct keypad entry
9K/10K tuning step for MW (adjustable AM tuning step (9K/10K)
Sleep timer from 1-120 minutes
Dual alarm clock with adjustable auto turn off stopper from 1-90 min
DX / Normal / Local antenna gain
Treble / Bass tone selection
Back light and snooze function
Signal strength & battery consumption display
Direct reset function
Built-in rechargeable function (Ni-MH rechargeable battery only)
Extra long telescopic antenna
FM/SW antenna jack
Stereo earphone jack
DC jack (6V)
Power sources: 4 x UM3 (AA size) batteries (excluded)
230V Mains DC 6V adaptor (included)
Dimensions - 190 x 35 x 112mm WHD

Another useful links.

Tecsun corp.
http://www.tecsun.com.cn/

The SWLing Post
http://swling.com/blog/?s=pl-680

Thank you for viewing.

TECSUN PL-680(その7)

2015 年 3 月 20 日 金曜日

人の運命とは、ほんとに些細な偶然により、大きく変わって行くものだと思います。

いま自分がこうして暮らしている事、こんな仕事をしている事、こうやって趣味でラジオの評価を書いている事、これらはすべて偶然の積み重ねであります。

さて、PL-680を入手して暫く使いました、今夜はいよいよ総合評価を書きます。

■ユーザビリティのレポはどうした?
今回はユーザビリティのレポは省略します、だってこのマシンPL-660と何から何まで同じなんです。
既にPL-660をお持ちの方でしたら、何も説明書を見ずに操作する事が可能です。

唯一変わったところといえば、ありがた迷惑な、局メモリのソート機能が追加されたぐらいでしょうか。

あと、隠し機能についても一通りトライしてみましたが、穴は無い模様です、ファームウェアはきっちり作ってるんですね、何だか少し腹が立ちます(^^)

「中波で外部アンテナを使いたい」という要望を良く聞きますが、PL-660と同様に、本機でも無理だと思います。

■エアバンドのレポは?
PL-680のエアバンドはホントにおまけです、くれぐれもこれを目当てに購入されないようにご注意ください、
スキャンも出来ない、スケルチも無い、本機はとてもエアバンドを楽しめるラジオではありません。

■総合評価
最後に、このラジオの良いところ/悪いところを以下にまとめます
既にレポさせて頂いた事のまとめになりますが、

【良いところ】
(1)強化された同期検波機能
(2)ナチュラルミュートによる短波受信性能の向上
(3)FMバンド受信性能の向上(外部アンテナ使用時)
(4)旧作PL-660のユーザビリティを継承

【悪いところ】
(1)中波960KHzあたりに出るスプリアス
(2)AGCダイナミックレンジが狭く、音が飽和しやすい

PL-680をポチる際、既にPL-660を所持していたボクとしては少し迷いました。
それは、同じようなマシンが2台有っても仕方ないなぁ…という考えからです、
でも今は、ポチって良かったなぁと思っています。

総合的に見てPL-680は良いラジオだと思います

ラジオに厳しいオッサンの、この口が「良いラジオだ」と申しております ←ほほぅ(笑)

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誠に地味な改良では有りますが、旧作PL-660と比較すると確実に性能向上を体感できるマシンです。

普通の方にしてみれば、取るに足らない些細な改良かも知れません、しかしながら、熱いマニアにとっては大きな改良だと言えるでしょう。

皆さん、今回もご清聴誠にありがとうございました。m(_ _)m