2013 年 12 月 8 日
ここ3日間ほど、PL-880を使ってみて思ったことは、中華製品にしては、大変素晴らしい出来のラジオであると言うことです。
これで故障しなければね(笑)
ただ、色々盛り込まれた機能の中には、余計だなぁと思われるものも有りましたので、レポいたします。
【信号強度によるフィルタ帯域自動決定】
通常フィルタ帯域は5KHzなんですよね
ところが50dBμを超えるような強力な放送局にすると
自動的に9KHzに変わってしまうんです
ミュート閾値の設定を0にして、ミュート(ダイナミック・スケルチ)を無効にしているにも関わらず、受信信号の強弱(フェージング)により、不自然に音質が変化する現象に悩んでおりましたが、
調べてみるとPL-880では、受信信号強度により、フィルタ帯域を自動で切り替えているようで、これが不自然な音質変化の原因でした
具体的には、受信信号レベル50dBμを境に、フィルタ帯域の自動切り替えが行われている模様です
50dBμ以上 → 帯域9KHz
50dBμ以下 → 帯域5KHz
※更に30dBμ以下のレベルぐらいで(はっきりしない)で帯域3.5KHzに、もっと弱くなると2.3KHzに切り替えられているようです
選局の度にフィルタ帯域を手動設定する事で、この現象を回避できます、
非常にありがた迷惑な機能です
【局メモリのソート機能】
PL-880の局メモリ管理、何と全部で3050メモリもあります
ラジオの電源OFFの状態で「M」または「0」キーを長押しすると、局メモリがソートされます、
「M」キー長押し → カレントのページをソート
「0」キー長押し → 全ページ(P00~P24)をソート
局メモリに関して、TECSUNのマシンはラベルが打てませんので、
「メモリ番号」-「放送局名」という対応表を、別途用意して管理するのが通常の使い方だと思います、
それなのに、本機能で間違ってソートしてしまうと、メモリが周波数昇順に並び変えられてしまい、先の対応がバラバラになってしまいます、
更に不幸なことに、一度ソートしてしまうと元に戻せません
P01にはBBC、P02にはVOA、P03にはCRI…という風に、それぞれ夏冬の周波数を打ち込んでおいて、
選局はページを切り替えて行う、というような運用方法になるのでしょうか…、
非常にありがた迷惑な機能です
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2013 年 12 月 7 日
まだありました
【デジタルノイズリダクション(DNR)】
長波、中波、短波受信時に「6」のキーを長押しすると、デジタルノイズリダクション(DNR)のON/OFFが出来ます。
ノイズが気になる場合、この機能をONにすると多少聞きやすくなります。
【ファームウェアバージョンの確認】
ラジオの電源OFFの状態で「AM BW」のボタンを長押しすると、まず液晶テストモードになります(写真上)
この状態でもう一度「AM BW」のボタンを長押しすると、ファームウェアバージョンの確認ができます(写真下)
ボクのマシンは「8820」と表示されました。
【FMラジオ AF GAIN 補正】
FMラジオを聞いている状態で「7」のキーを長押しすると、AF GAIN 補正値の調整が可能です
FINEチューニングのツマミで30~63の範囲で希望の値にセットします
デフォルトでは58になっていました、これはAMとFMを切り替えた時に、音量が極端に変わらないようにする補正機能だと思います。
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2013 年 12 月 6 日
何か、色々有りますね
【同期検波】
USB/NORM または LSB/NORMボタンの長押しで同期検波が有効になるようです。
この時、液晶にSYNCと表示され、FINEチューニングで10Hzステップで微調可能です。
この操作、マニュアルには記載されて無いようですが何故でしょうか?
SONYの同期検波と違い、音質は崩れますね。
【FM復調時のデ・エンファシス時定数設定】
FMラジオを聞いている状態で「5」のキーを長押しすると
デ・エンファシス時定数設定が可能です、欧州50μS / 北米75μS のトグル設定、
日本のFMラジオは欧州規格ということですので、ここは50μSに設定します
【時計の秒表示】
ラジオの電源OFFの状態で「8」のキーを長押しすると、時計が秒まで表示されるようになります
【ミュート閾値の設定】
AMまたはSSB受信時に「9」のキーを長押しすると、ミュート閾値の設定が可能です
同調ツマミで0~40の範囲で、希望の閾値に設定できます
以上の情報ソースは The SWLing Post でした
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2013 年 12 月 5 日
タイミングが重なってしまいましたが
先行予約しておりましたTECSUN PL-880も香港から届きました
製品パッケージと、おまけのACアダプタです
パッケージの中身です、ラジオ本体は立派な皮ケースに入っていました
皮ケースから出てきた本体です
バッテリは充電式リチュームイオン(18650)でした
大きさ比較、ちょっと大きめ
ちょっと使ってみた感じでは、結構良いラジオに仕上がっていますね
受信性能&音質も素晴らしいです、この辺り、もっと使い込んでからレポしたいと思います
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