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ADDWARDS A38-LMS(その2)

2016 年 4 月 8 日 金曜日

そんな訳で、早速分解してみました。
まずはコントローラ側から

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内部基板の部品面です
赤矢印で示したコイルは後で再調整しますよ~

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内部基板のハンダ面です

【コントローラ再調整】
昨日のレポで書きました通り、DC-DCコンバータの発振周波数が2410KHzでは非常にマズイので、2800KHzに再調整します、なぜマズイのか?理由は後述しますね。
上の画像で示した、内部基板上のコイルを、調整ドライバでコアが抜ける方向に回し、発振周波数を2800KHz付近にします。

「測定器が無いので周波数確認出来ないよ~」って言ってるそこの貴方、部屋の中に、無駄に沢山の短波ラジオが転がってるでしょうが、それを使えばイイんですよ(^^)

【解説】
誰が言ったか知らないけれど、DC-DCコンバータの発振周波数は2800KHz付近が良い、という書き込みをどこかで読んだ覚えがあります。

なぜ2800KHzなの?…

その理由を探るべく、Excelでサクっと資料作ってみました。

(図1)クリックすると大きくなりますよ

osc2410
周波数がオリジナルの2410KHzだった場合、短波帯の各放送バンドとの関係を示したグラフです。
上の赤い縦線で、基本波、2倍波、、、10倍波までの高調波を示しています。
いくつかの高調波が、放送バンドと被っているのがご理解頂けると思います、これは「ビート混信」というカタチで現れてきます。

(図2)クリックすると大きくなりますよ

osc2800
周波数が2800KHzだった場合のグラフです。
どの高調波も放送バンドと被っていません、普通に短波放送を聴く場合は「ビート混信」に悩まされる事がありません。

こうやってグラフに描いてみると、2800KHz付近が良いという根拠が見えてきますね。

ADDWARDS A38-LMS

2016 年 4 月 7 日 木曜日

本日到着しましたので軽くレポしますね。

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とてもお洒落な箱です

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中身はこんなの

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アンテナ部分、何と LW-MW-SWの3バンド対応です
エレメント線がちょっとだけ太くなりました、電線の質も良くなっているようです

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早速室内に設置してみました、
エレメント線が太いので、ロッドアンテナ状のつっぱり棒を噛ませても、綺麗な菱形にはなりません

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コントローラ部、前作よりも一回り大きくなりました、
調整は、信号レベルダイヤルと、同調ダイヤルの2つになりました

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貧乏臭いラジオスタンドも付いてました、裏からワニグチ線とか、カプリング用のコイルを、穴から通してセッテング出来る構造になってます

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スタンドにER-C57WRを乗っけてみました、あらイイ感じですね ← 何だ、結構気に入ってるんじゃないか(笑)

【第一印象】
アンテナ自体の感度と言うか利得は、前作の31MSとそんなに変わらないと思いました、
同調点が少しブロードになったかな?といった程度ですね

まだ慣れないせいか、信号レベルダイヤルと、同調ダイヤルが固くて回し辛いです、
信号レベルダイヤルは、回してもさほどレベル変化は無く、マイナスに回し切る寸前にストンと落ちる感じです。

【問題点】
早速、問題点を発見してしまいました、
コントローラ内部には、18V程度の電圧を発生する、DC-DCコンバータ回路が入っていますが、
本製品の場合、この回路の発振周波数が2410KHzでした(←普通は2800KHz前後じゃないの?)

この2410KHzの基本波、そして高調波レベルも結構高い模様で、これが災いして「ビート混信」や「お化けの受信」が発生するのを確認しました。

以下の動画は、本来RTI(台湾国際放送)の周波数で、CRI(中国国際放送)のお化けを受信した例です。

計算してみますと・・・

7325KHz (CRI) + 2410KHz = 9735KHz (RTI)

という関係式になっています。