今回の一連の作業内容について、一部誤解・誤報が有るようですので、補足説明いたします。
・まず、ボクの都合で作業を関野さんにお願いしたのは、前出の通りです。
・6/16(火曜日)に関野さん宅へ実機到着、作業着手。
・この時点で、作業はJavaScriptを書き換えるだけの単純作業では済まず、ROM焼きする為のjarの再構築作業の方が難題、という事が判明しました。
・jarの再構築作業には、以下2点の困難な問題が有りました。
(1)md5を修正しTARアーカイブに戻す
(2)jarにまとめる際のマニュフェストをどうするか
・6/17(水曜日)の夜の時点で上記(1)の問題は解決し、ROM焼きトライしましたが、エラーで全く焼けず。
・6/18(木曜日)のお昼に、そのものズバリの情報がpre dev wikiに掲載されたのを発見、関野さんに即連絡。
http://predev.wikidot.com/bypassing-activation
・6/18(木曜日)の夜に、上記wikiの情報を参考にROM焼きトライし、成功したように見えたが、リセットしてもpalmロゴのまま進まなくなった。(→ひょっとしてPre死んだの?事件発生)
・瀕死の状態でも、オリジナルのwebOS Reset Doctorで元に戻せる事がわかり一安心。
・そして、6/19(金曜日)の夜、正確には本日の夜中、見事パッチ当て成功となる。
以上のような経過でした。
従いまして「ボクが考えたパッチを→関野さんが作業した」という図式では有りません。
JavaScriptをひねる件についても、ボクが示した setUpFirstUse() 関数だけでは足らず、これ以外にaccount-service.jsとfirstuse-util.jsの修正も必要だった事が、pre dev wikiの情報で明らかになっております。
関野さんがご自身のBBSで「僕が探し出した方法ではなく、ただ実践しただけの記録です」と仰っておられるのは、このような経過が有ったからです。
あくまでも、このパッチを考案したのはアイルランドの青年であり、pre dev wikiに詳細が掲載されるまで、日本のマニアなおじさん2人が振り回されただけの事だったのです。