人の運命とは、ほんとに些細な偶然により、大きく変わって行くものだと思います。
いま自分がこうして暮らしている事、こんな仕事をしている事、こうやって趣味でラジオの評価を書いている事、これらはすべて偶然の積み重ねであります。
さて、PL-680を入手して暫く使いました、今夜はいよいよ総合評価を書きます。
■ユーザビリティのレポはどうした?
今回はユーザビリティのレポは省略します、だってこのマシンPL-660と何から何まで同じなんです。
既にPL-660をお持ちの方でしたら、何も説明書を見ずに操作する事が可能です。
唯一変わったところといえば、ありがた迷惑な、局メモリのソート機能が追加されたぐらいでしょうか。
あと、隠し機能についても一通りトライしてみましたが、穴は無い模様です、ファームウェアはきっちり作ってるんですね、何だか少し腹が立ちます(^^)
「中波で外部アンテナを使いたい」という要望を良く聞きますが、PL-660と同様に、本機でも無理だと思います。
■エアバンドのレポは?
PL-680のエアバンドはホントにおまけです、くれぐれもこれを目当てに購入されないようにご注意ください、
スキャンも出来ない、スケルチも無い、本機はとてもエアバンドを楽しめるラジオではありません。
■総合評価
最後に、このラジオの良いところ/悪いところを以下にまとめます
既にレポさせて頂いた事のまとめになりますが、
【良いところ】
(1)強化された同期検波機能
(2)ナチュラルミュートによる短波受信性能の向上
(3)FMバンド受信性能の向上(外部アンテナ使用時)
(4)旧作PL-660のユーザビリティを継承
【悪いところ】
(1)中波960KHzあたりに出るスプリアス
(2)AGCダイナミックレンジが狭く、音が飽和しやすい
PL-680をポチる際、既にPL-660を所持していたボクとしては少し迷いました。
それは、同じようなマシンが2台有っても仕方ないなぁ…という考えからです、
でも今は、ポチって良かったなぁと思っています。
総合的に見てPL-680は良いラジオだと思います
ラジオに厳しいオッサンの、この口が「良いラジオだ」と申しております ←ほほぅ(笑)
誠に地味な改良では有りますが、旧作PL-660と比較すると確実に性能向上を体感できるマシンです。
普通の方にしてみれば、取るに足らない些細な改良かも知れません、しかしながら、熱いマニアにとっては大きな改良だと言えるでしょう。
皆さん、今回もご清聴誠にありがとうございました。m(_ _)m