2013 年 12 月 25 日 のアーカイブ

PL-880 犯人はDNRだった

2013 年 12 月 25 日 水曜日

まぁ、色々とネタを提供してくれます、このラジオ、今回はDNRのお話。

既にPL-880をお使いの皆様にはお馴染みのDNR(デジタルノイズリダクション)の隠し機能について、既にPL-880の隠し機能(その2)の記事でご紹介いたしました、この機能をONにすれば、確かにノイズが減って聞きやすくなるのですが、反面、混変調特性が悪化し、近隣周波数での混信の影響が大きくなる、という欠点が有ります、ですから最近のボクはDNRをOFFにして受信する事が多いです。

ところがこのDNR機能について、更にもうひとつの影響が発見されました。
同じくボクの記事で書きましたPL-880 ありがた迷惑な機能において、【信号強度によるフィルタ帯域自動決定】なんですが、何とDNRがONになっている時のみ、自動決定されているという事実が確認されました。

反対にDNRをOFFにしている場合は、フィルタ帯域は最後に選択したものがずっと有効になります、こちらの方がラジオとしてはナチュラルですよね。
以上、「DNRはOFFにしましょう」という話題でした。

PL-880 アップディト?

2013 年 12 月 25 日 水曜日

メーリングリストで大騒動を巻き起こしていた問題が、どうやら解決の方向へ向かっている模様です。

事の発端は、先月より先行販売をしていたebayのAnon-coショップと、米アマゾンのKaito Electronicsショップで、送られてきたPL-880のバージョンが異なっていた事。

Anon-coが販売したバージョンは最新の8820でしたが、Kaito Electronicsのバージョンは古い8819でした。
古い8819には、ミュート閾値の調整不能など、致命的なバグが存在しており、同店から購入し8819を掴まされた顧客は、当然のごとく不満タラタラ、メーリングリストも本話題で埋め尽くされました。

ところが、やっと販売店のKaito Electronicsが、顧客からのクレーム対応を始めたようです。
本日のThe SWLing Postの記事によると、販売店自身でファームウェアのアップディトを行っているとの事、
これは恐らく、販売店が直接メーカーのTECSUN側から、書き込み用治具の提供を得て、実施されていると推測されます。

記事によるとこの治具は、銀色の金属製小箱で、ケーブルが付いており、それをラジオのフェイスプレートを取り外した、液晶近くのコネクタに差し込み、小箱のボタンを押したとあります。

TECSUNのラジオは「ファームウェアは固定でアップディト不可能」というのが、今までの常識でしたが、今回の騒動で、ファームウェアを書き換えられる、そのような治具が存在していた事実が明るみになった訳です。

治具も製品にして売れば良いのに、或いは、最初からオマケで付けるとかねぇ、皆さんそう思いませんか?