ここ3日間ほど、PL-880を使ってみて思ったことは、中華製品にしては、大変素晴らしい出来のラジオであると言うことです。
これで故障しなければね(笑)
ただ、色々盛り込まれた機能の中には、余計だなぁと思われるものも有りましたので、レポいたします。
【信号強度によるフィルタ帯域自動決定】
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通常フィルタ帯域は5KHzなんですよね
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ところが50dBμを超えるような強力な放送局にすると
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自動的に9KHzに変わってしまうんです
ミュート閾値の設定を0にして、ミュート(ダイナミック・スケルチ)を無効にしているにも関わらず、受信信号の強弱(フェージング)により、不自然に音質が変化する現象に悩んでおりましたが、
調べてみるとPL-880では、受信信号強度により、フィルタ帯域を自動で切り替えているようで、これが不自然な音質変化の原因でした
具体的には、受信信号レベル50dBμを境に、フィルタ帯域の自動切り替えが行われている模様です
50dBμ以上 → 帯域9KHz
50dBμ以下 → 帯域5KHz
※更に30dBμ以下のレベルぐらいで(はっきりしない)で帯域3.5KHzに、もっと弱くなると2.3KHzに切り替えられているようです
選局の度にフィルタ帯域を手動設定する事で、この現象を回避できます、
非常にありがた迷惑な機能です
【局メモリのソート機能】
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PL-880の局メモリ管理、何と全部で3050メモリもあります
ラジオの電源OFFの状態で「M」または「0」キーを長押しすると、局メモリがソートされます、
「M」キー長押し → カレントのページをソート
「0」キー長押し → 全ページ(P00~P24)をソート
局メモリに関して、TECSUNのマシンはラベルが打てませんので、
「メモリ番号」-「放送局名」という対応表を、別途用意して管理するのが通常の使い方だと思います、
それなのに、本機能で間違ってソートしてしまうと、メモリが周波数昇順に並び変えられてしまい、先の対応がバラバラになってしまいます、
更に不幸なことに、一度ソートしてしまうと元に戻せません
P01にはBBC、P02にはVOA、P03にはCRI…という風に、それぞれ夏冬の周波数を打ち込んでおいて、
選局はページを切り替えて行う、というような運用方法になるのでしょうか…、
非常にありがた迷惑な機能です