‘PL-880’ カテゴリーのアーカイブ

PL-880 それでどうなの?

2013 年 12 月 8 日 日曜日

いよっ、待ってました理恵ちゃん!(←いきなり何言うてるんや、このオッサン)
えーと、とりあえず名機DE-1103には退いてもらいまして、この2台をメインにしました

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総合評価ですが、ボク的には僅かの差でSONY 7600GRに軍配が上がるかなぁ、という感想ですね。同期検波で音質があんなに変わってはダメですよね、これがPL-880の大きなマイナスポイントです

ところでVOR(ロシアの声)の短波が今年いっぱいで停波して、中波のみになるんですよね、そんなわけで古い「ラ製」がこんなところに…

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1974年の「ラ製」です、もう40年前の雑誌です
良くこんな古いもの残していたものです、何だか捨てれなくて。

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雑誌のページはもう酸化して、まっ茶色になっていますが、

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当時のモスクワ放送(VORの前身)の放送スケジュールです
夕方17時から深夜まで、いくつもの周波数でやかましいぐらい放送されていました、
まるで、今のCRI(中国国際放送)みたいですね(笑)

以上、昭和のおじさんの独り言でした

PL-880 同期検波機能

2013 年 12 月 8 日 日曜日

PL-880で、皆さんが一番気にしておられる同期検波機能について、録音してみましたのでお聞きください。

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上のようにPL-880のLINE-OUTにICレコーダを繋いで録音しました

同期検波録音ファイル(注意:音が鳴ります)

0:00 ~ 0:10 ノーマル状態
0:14 ~ 0:29 同期検波USBオン
0:30 ~ 0:40 同期検波LSBオン
0:41 ~ ノーマル状態

PL-880では、ノーマルの状態から同期検波オンまで、4秒程の切り替え時間が掛かります。
録音を聞いて頂いて「残念だなぁ」という感想だと思います、やはりこれが中華技術の限界なのでしょうか。

PL-880 ありがた迷惑な機能

2013 年 12 月 8 日 日曜日

ここ3日間ほど、PL-880を使ってみて思ったことは、中華製品にしては、大変素晴らしい出来のラジオであると言うことです。
これで故障しなければね(笑)
ただ、色々盛り込まれた機能の中には、余計だなぁと思われるものも有りましたので、レポいたします。

【信号強度によるフィルタ帯域自動決定】

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通常フィルタ帯域は5KHzなんですよね

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ところが50dBμを超えるような強力な放送局にすると

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自動的に9KHzに変わってしまうんです

ミュート閾値の設定を0にして、ミュート(ダイナミック・スケルチ)を無効にしているにも関わらず、受信信号の強弱(フェージング)により、不自然に音質が変化する現象に悩んでおりましたが、
調べてみるとPL-880では、受信信号強度により、フィルタ帯域を自動で切り替えているようで、これが不自然な音質変化の原因でした

具体的には、受信信号レベル50dBμを境に、フィルタ帯域の自動切り替えが行われている模様です

50dBμ以上 → 帯域9KHz
50dBμ以下 → 帯域5KHz

※更に30dBμ以下のレベルぐらいで(はっきりしない)で帯域3.5KHzに、もっと弱くなると2.3KHzに切り替えられているようです

選局の度にフィルタ帯域を手動設定する事で、この現象を回避できます、
非常にありがた迷惑な機能です

【局メモリのソート機能】

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PL-880の局メモリ管理、何と全部で3050メモリもあります

ラジオの電源OFFの状態で「M」または「0」キーを長押しすると、局メモリがソートされます、

「M」キー長押し → カレントのページをソート
「0」キー長押し → 全ページ(P00~P24)をソート

局メモリに関して、TECSUNのマシンはラベルが打てませんので、
「メモリ番号」-「放送局名」という対応表を、別途用意して管理するのが通常の使い方だと思います、
それなのに、本機能で間違ってソートしてしまうと、メモリが周波数昇順に並び変えられてしまい、先の対応がバラバラになってしまいます、
更に不幸なことに、一度ソートしてしまうと元に戻せません

P01にはBBC、P02にはVOA、P03にはCRI…という風に、それぞれ夏冬の周波数を打ち込んでおいて、
選局はページを切り替えて行う、というような運用方法になるのでしょうか…、
非常にありがた迷惑な機能です

PL-880の隠し機能(その2)

2013 年 12 月 7 日 土曜日

まだありました

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【デジタルノイズリダクション(DNR)】
長波、中波、短波受信時に「6」のキーを長押しすると、デジタルノイズリダクション(DNR)のON/OFFが出来ます。
ノイズが気になる場合、この機能をONにすると多少聞きやすくなります。

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【ファームウェアバージョンの確認】
ラジオの電源OFFの状態で「AM BW」のボタンを長押しすると、まず液晶テストモードになります(写真上)
この状態でもう一度「AM BW」のボタンを長押しすると、ファームウェアバージョンの確認ができます(写真下)
ボクのマシンは「8820」と表示されました。

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【FMラジオ AF GAIN 補正】
FMラジオを聞いている状態で「7」のキーを長押しすると、AF GAIN 補正値の調整が可能です
FINEチューニングのツマミで30~63の範囲で希望の値にセットします
デフォルトでは58になっていました、これはAMとFMを切り替えた時に、音量が極端に変わらないようにする補正機能だと思います。