前回の記事で webOS のシステムロケールを ja_jp にする方法を解説いたしましたが、この方法ですとマシンが「Japanese」に固定されてしまいますので、余り良い方法とは言えません。
本来は、Language Picker に「Japanese」の選択肢を追加出来れば、それが一番スマートな方法です。
しかしながら、キャリアごとに許可するロケールを列記したファイルが見付けられず、ボクは半分諦めかけていました。
ところがです、本日コメント欄で関野さんから情報を頂いたお陰で、この問題が一気に解決いたしました。
それでは Language Picker で、マシンが元々サポートするロケールのメニューに「Japanese」を追加する方法についてレポートいたします。
■キャリアごとの違い
現在、日本国内に有る Palm Pre は Sprint版、もしくは O2版です。
以下に、各キャリア版で標準サポートされるロケールについて、まとめてみました。
☆ Sprint版が標準でサポートするロケール
ランゲージ | カントリー | ロケール |
英語 | 米国 | en_us |
スペイン語 | 米国 | es_us |
☆ O2版が標準でサポートするロケール
ランゲージ | カントリー | ロケール |
ドイツ語 | ドイツ | de_de |
英語 | 英国 | en_gb |
英語 | 米国 | en_us |
英語 | アイルランド | en_ie |
スペイン語 | スペイン | es_es |
スペイン語 | 米国 | es_us |
フランス語 | フランス | fr_fr |
イタリア語 | イタリア | it_it |
■Language Picker に「Japanese」の選択肢を追加する方法
(作業手順)
(1)以下より、お使いのマシンに合った locale.txt をダウンロードしてください。
Sprint版をお使いの方
Sprint版 locale.txt のダウンロード
O2版をお使いの方
O2版 locale.txt のダウンロード
(2)解凍した locale.txt は、以下のフォルダへ上書きコピーして、マシンをリブートしてください。
/usr/lib/luna/customization
(3)以下のように、Regional Settings アプリの選択肢に Japanese が追加されます。
※キャプチャ画像はSprint版の場合です